帝王むらさきワークショップ

7月25日、中津市小祝の「ひだまり」で『帝王紫ワークショップ』を開催しました。10名あまりの方々が参加されました。材料のアカニシを割るところから始まり、アカニシの身から色素が採れるパープル腺の取り出し、染液の作成、染色を体験しました。

①中津干潟の新鮮なアカニシをハンマーで割り、身を取り出します。
力加減がむずかしい!

②アカニシの身から染色に必要な部分を採取します。
ここいらが腕の見せ所。

③取り出した部分をミキサーにかけて、漉(こ)して染液をつくります。

④布に染液を良くもみ込みます。
布は黄色に染まります。

⑤染液を染みこませた布を天日にあてます。
すると黄色かった布はみるみる緑色になり、そして紫色に変わります。
これを見られるのが、このワークショップの醍醐味です。
でも少々硫黄の匂いが…。

⑥今回場所と食事を提供頂いた「ひだまり」のみなさんと楽しくおはなし。
料理はいずれも絶品でした。食べ過ぎ注意!

⑦染めた布は石けんで良く洗ったあと乾かします。
風にたなびく布地の姿がうつくしい!

⑧帝王紫の詳しいお話をして頂いた大分大学の都甲由紀子先生。
貝染の歴史や化学の楽しい情報たいへん勉強になりました。
ありがとうございました。

今回ご参加頂いたみなさま、いかがだったでしょうか?自然の不思議、染色の奥深さ、そして美味しい料理、楽しんで頂けたでしょうか?機会がありましたら、またご参加頂けると幸いです。今度は絹で挑戦してみましょうか?

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