夏の夜の夢

25日の帝王紫ワークショップの準備段階でいろいろと試行錯誤している間に結構な量の貝紫の材料ができてしまいました。これが冷蔵庫で眠っていたので、この際一気にありったけの布を全部染めてしまおうということになり急遽「ひがたかふぇ」の行事として『建染貝紫ワークショップ』を26日夜に開催しました。夜なので、ついでに小型の望遠鏡を使って金星、木星、土星、火星、月の観察もしました。

まず、ありったけの貝紫染料を鍋に投入します。それに、還元剤を入れてぐつぐつと煮立てます。待つことしばし…。

この作業を夜にする訳は、作業中に光があたると紫に染まるはずの布が青くなってしまうためです。月夜なら周りも比較的よく見えるし布も紫にちゃんと染まります。月の光を浴びながら魔女達(メンバー)がグツグツとたぎる鍋を囲んで、貝染めの強烈な匂い漂う中にたたずむ姿はちょっと感動的です。イ〜ヒッヒ!

ゆで上げた?布を空気にさらして発色させます。熱いやらくさいやら…。

しばらくすると綺麗なむさき色に染まります。ただ残念な事に夜なので色の変化をあまりじっくり見ることができません。

石けんで洗って干してアイロンがけするとこ〜んな感じです。

夏の夜は始まるのは遅いので、作業を終えることにはとっぷりと日は暮れ、夜中なってしまいましたとさ。

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