Eco-DRR セットバック護岸視察会

11月27日「自然(生態系)を活かした防災・減災《Eco-DRR》」中津干潟セットバック護岸視察会」を実施しました。少々専門的な内容ということもあり、今回は20名余りの参加ということになりました。この催しは、NPO大分NPOデザインセンターと共催で、損保ジャパンと日本NPOセンターで作る save japan プロジェクトの支援を受けて行いました。

セットバック護岸は、環境保全と人々の安心安全を両立したインフラとして、土木など専門家の間では広く知られています。グリーンインフラと言われることもありますが、今回はEco-DRR(生態系減災)を実現した護岸ということで、お話をし、現地見学も行いました。

はじめに、中津市殿町の新中津市学校で「中津干潟の保全とECO-DRR」と題して、水辺に遊ぶ会の活動内容とEco-DRRやその周辺の事柄について1時間ほどお話をさせていただきました。続いて、実際に大新田海岸の舞手川河口に移動して実際のセットバック護岸を見学しながらEco-DRRについて説明をしました。

Eco-DRRについては、研究が進められていて、結局まちづくり、都市設計なんかと密接にかかわっていることがわかってきます。つまり、町の区割りを、防災、経済性、住みやすさ、なんかいろいろと考えて、一定の制限をかけてでも実現していくって言う視点ですよね。

このような考えの基礎になる情報をくれる研究サイトがあるのでご紹介です。J-adresでは、災害からの安全度、自然の恵みの豊かさといった2つの視点から、様々なパラメータを設置して、各市町村レベルでこれを評価する試みを行ったりしています。実際の研究ではもっとこまいかいメッシュで評価できるるみたいです。そして、近いうちに、現在の評価と今後どのように変わっていくのか…みたいなこともわかっていくようですよ。予定では11月だったんですけどね。

 

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