7/7豊かな自然を未来につなぐ2

7月7日、中津市島田のリル・ドリームで「豊かな自然を未来につなぐⅡ」の催しを行いました。これは、水辺に遊ぶ会の25周年を記念したもので、これまでにお付き合いのあった、人たちにご登場いただいて、はじまり、いま、これからについて対話形式で語り合いました。この催しは、ゆうちょ銀行様、ゆうちょエコ・コミュニケーション様からの支援を受けて行われました。

催しのサブテーマを、ラムサール条約や自然共生サイト指定で地域の未来を明るく照らす として話題の中心としました。私たちが暮らす自然環境を保全することで、経済活動を含む様々な利点があることを一緒に学ぶことも目指しました。今回ご登壇いただいた皆様は、常日頃からお世話になっている方々ですが、会の活動を支えていただいている方はもっともっといらっしゃって、時間や距離などの制約の中で泣く泣くしぼらせていただいた次第です。

2月に行った「豊かな自然を未来につなぐ」に続く第2弾のもよおしとなりました。思いは、すばらしい自然を子どもたちにきちんと手渡すこと…。

メイン司会進行は、足利理事長が行いました。

第1部は「はじまり」と題して1999年の水辺に遊ぶ会発足当初から助言をいただいたり、お世話になった皆様の中から3名の方にご登場いただきました。

出演されたのは、 元WWFジャパン職員の花輪伸一氏、九州大学准教授の清野聡子氏、中津干潟漁業者の田中清氏で、それぞれ専門の立場からお言葉をいただきました。

 

花輪さんは、初代理事長及び現理事長が若かりし頃からのお付き合いで、保全のための調査の重要性などについてご教授いただきました。

清野さんは、草創期よりのお付き合いで、干潟愛にあふれる研究者です。今後ともよろしくお願いいたします。(写真ぶれててすみません!)

現役漁師の田中さんは、本当に海が大好きで、よりよい海を求めてやまない情熱を今も持ち続けています。

第2部は「いま」で、中津干潟と関わり続けている研究者の皆様にお話をうかがいました。生物調査、学生の育成、教育などにスポットを当てました。

はじめに、南港ウエットランドグループ理事の和田太一氏から中津干潟の生きものについてのご講演を賜りました。次に、学生たちと関わるきっかけをつくっていただいた日本文理大学名誉教授の杉浦嘉雄氏、それを受け継いで現在進行形で学生のみなさんとの関係をつなぎ続けている日本文理大教授の池 畑義人氏からお話を伺いました。また、初代理事長足利由紀子と同門(同じ大学)の大分大学准教授  都甲由紀子氏からは、貝紫染めを中心とした会とのこれまでについてお話をいただきました。

20数年前に和田さんが来津し、中津干潟の生物群を網羅的に調査してくださり、現在進行形で生きもの調べをつづけています。

日本文理大学のワイルドライフサークルから学生さんとの関係が始まりましたが、そのきっかけをつくったのが杉浦様でした。

足利理事長を司会に、池畑様、都甲様と対話形式で、主に学生との関係などついてお話ししました。

第3部は「これから」として、ラムサール条約は環境保全だけでなく地域振興を目指すもの。全国の指定地を子ども時代から巡ったお話を伺いました。映像出演いただいたのはラムサールセンター 副会長の田辺篤志氏で、子どもの頃からラムサール条約湿地に関わってこられたお話を聞くことができました。

子どもラムサールの企画立案、その後の体験活動など今後のヒントになることがいっぱいでした。

最後に記念撮影です。スタッフ、会員の皆様ありがとうございました。

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