アカテガニ産卵観察会

8月3日夜、恒例の「アカテガニ産卵観察会」をsave japan projectの支援をいただき大新田海岸の東側にある「セットバック護岸」の砂浜を中心に行いました。当日は40名余りが観察を行いました。例年に無く、好天続きで乾燥が心配されましたが、だいたい例年通りのアカテガニがいっぱい集まって産卵(放仔)を行うところが観察されました。

観察会では、はじめに自然共生サイトにつての説明やアカテガニの紙芝居などを行った後、大新田の松林から数百メートル東側のセットバック護岸の砂浜まで専門スタッフと対話しながら参加者のみなさんと移動しました。到着すると、コンクリートブロックの上に無数のアカテガニ達が潮待ちをしていました。日が暮れてからは、日中のように警戒することもあまりなく、すぐそばで観察することができました。帰り道では、遠くに打ち上げ花火もみることができました。

今回は、富山大学やインドからの研究者も飛び入り参加して、日本の九州の中津の自然環境と市民との関係などについて考えるため、いろいろとヒアリングもしていましたよ。

富山大学で准教授をしているシャミックさんとインド中央大学のアミットさんも飛び入り参加です。

はじめに、自然共生サイトなどの説明をしました。

おおいたNPOデザインセンターの山下さんからもsave japan project や自然共生サイト(OECM)の取組についてお話をいただきました。

子どもたちには、紙芝居でアカテガニの生態や一生について説明しました。

左下の照明の下でアカテガニの産卵準備中です。この日は波が少し高かったので流されそうになるカニが続出しました。ガンバレ!

産卵(放仔)されたばかりの幼生(ゾエア幼生)を顕微鏡などをつかってみんなで観察しました。

 

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