SAVE JAPAN PROJECTのご支援をいただいて、「中津ひがたのおせったい〜大新田松林スタンプラリー〜」を9月22日に開催しました。当日はあいにくの雨模様でしたが、開催した午後はなんとか天気がもってくれた感じでした。参加者の皆様の日頃の行いがよかったからかなぁ。
さて、「おせったい」ですが、本来は中津周辺の地域で春に行われる恒例行事。お寺やお地蔵様、各所にあるほこらなどで行われ、子どもたちは1円、5円、10円など小銭をお賽銭に、お参りをしたらお菓子をもらえるというもので、何やらハロウィンのような行事です。代表的なお菓子は「メガネ菓子」ですが、素朴な味わいではあるものの子どもには少々不評だったような気がします。人気はやっぱりスナック菓子のようなものでしたね。
色の付いた旗がいろんなところに掲げられ、そこでやってるよ〜というしるしになっていました。子どもたちは、どこのおせったいが、一番おいしいお菓子をだしてくれるかとか、人の知らない秘密の場所を見つけられるかなど、楽しみは単にお菓子をもらえるだけではなかったと思います。
それで、今回の催しですが、この「おせったい」にあやかって、大新田海岸の中にある注目の場所について、そのいわれや歴史、文化などを知ってもらい、学びと気づき、そして体を動かして楽しむことを目的にしています。ちなみに今回のテーマは「自然共生サイト(OECM)について学ぶ」でした。
自然共生サイトというのは、環境省を中心に国立公園や国定公園など以外の自然環境を保全した方がいいような状態の良い場所を指定していこうというもので、中津干潟も指定を目指して頑張っているところです。OECMとは、その自然共生サイトの中で、これまで国が指定してきた保全の枠組みに入っていないところを国際的なデータベースに登録して広く世界に知ってもらおうとするものです。
難しい話はともかく、広い大新田海岸を色々見学して楽しんでもらえたようなのでよかったです。
さぁいよいよはじまりますよ!中津ひがたのおせったい!
何やら石の上でパペット達が活躍する「セットバック護岸はじめて物語」を放映です。
最後に記念撮影。みなさまご参加ありがとうございました。また参加してね。