海ごみ調査の会議

9月30日大分市で、大分県海岸漂着物等実態調査検討委員会があり、水辺に遊ぶ会も出席してきました。5年ごとに調査をしているもので、大分県内の海岸のごみの状況をしらべています。

海岸ごみの調査をすることによって私たちの暮らしが見えて来たります。2000年代ごろは、空き缶がとても多かったのですが、これがほとんどペットボトルに変わりました。以前は見かけなかったフタ付きのコップも大量に見られるようなってきました。逆にレジ袋が減っているようです。

私たちは、便利さと環境保全とのバランスを見ていく必要があります。便利さを追求する余り、自然環境や自然と直接関わる1次産業などに影響が及べば、私たち自身にむしろ悪影響が出てきたりします。海ごみが原因で出漁できなければ、お魚を食べられなくなります。プラスチックごみについては、私たちの健康に影響があるかもしれません。

だからといって、プラスチック製品を全て無くすなんてことは出来ないでしょう。そのような中で、現状を正しく知り、問題点を探って、何らかの政策が求められれば、それを施策に反映させるというプロセスが求められます。つまり、リスクと利便性を秤ながら、よりよい方向へ進めていくということになります。そのための基礎資料ということですね。

自然を正しく知ることは、今でもとても難しいことです。なので、完璧な調査などというものはありません。その中で最善を尽くした結果をたたき台にその後の議論をすすめていくしかありません。その時、調査データを参考にすることはあっても金科玉条にならないように注意が必要ですよね。分からない事の方がまだまだおおいのですから。

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