日本、〒871-0202 大分県中津市本耶馬渓町曽木2193−1
今年も7月1日「中津干潟の日」がやってきます。今年もいくつかの行事を予定しています。ふるってご参加下さい。いずれも参加無料です。
水辺に遊ぶ会は、2020年から7月1日を「中津干潟の日」と定め、中津市民をはじめ多くの人々に中津干潟の素晴らしさを知ってもらおうという活動を行っています。この日は、23年ほど前に当会が目の前の海に「中津干潟」と名付けたことに関係して定めさせていただいたものです。1年に1度ふるさとの海について考え、親しむ日として市民の皆様にご提案しているます。海が身近に感じられる夏にあわせた企画として様々な催しを通して、中津干潟の素晴らしさを発信し続けていきたいです。
●中津干潟のポスター・写真・映像展
これも恒例となりましたが、小幡記念図書館で「中津干潟のポスター・写真・映像展」を6月28日〜7月10日までの期間行います。中津干潟の日関係のポスター展示や中津干潟の生きものなどの写真や映像の展示を行います。
●中津ひがたのおかあさん 山国川の自然と石橋 懐かしポスター展
これが今年のメイン行事となります。7月2日、3日に耶馬トピアの休憩所で行います。入場無料です。
水辺に遊ぶ会は、中津干潟の保全団体ですが、その干潟は山国川の悠久の年月をかけた働きがあって初めて存在しているものであり、今でも豊かさを残す干潟の自然環境にとって重要な意味があると考えられます。
今年は、九州北部豪雨から10年ということもあり、防災についてのキャンペーンが各所で行われるものと思います。人々の安心・安全を考えるこれらの催しは重要ですが、災害とは異なる川の顔についても同時に考える必要があるのではないかとも思います。出前授業などで子どもたちに川についての印象を聞いても、ゴミが流れているとか土石流とかの悲観的な言葉ばかりが出てきます。川の面白さ、自然の素晴らしさ、人がどのように川と関わってきたのかをもう少し深く知ってもらえたらうれしいと思っています。
当会は、かつて海岸の護岸整備に関係して、環境保全と人々の安心・安全を両立したセットバック護岸建設の合意形成作業に関わったことがあります。安易に現代コンクリート工法を利用するのではなく、自然環境との調和を考えた施工を指向する姿勢があらゆる場面に求められます。時には自然の力を利用して防災につなげることも考えられる時代になってきたことも理解しておく必要があると思います。
旧下毛郡を含む中津・宇佐地域は、石橋の伝統文化があり今もなお各所に残され、利用されています。また、環境を見ても希少な鳥類、魚類など生物多様性にとっても重要な場所となっています。そして、近代土木技術が普及する前に造られた青の洞門や荒瀬井堰、川平間歩(かわべらまぶ)など歴史的にも伝統知の視点からも重要な遺構が残されています。さらに、青地区周辺は郷土の偉人である福沢諭吉がナショナルトラストの先駆ともいえる保全のための土地買収をおこなったことも広く知られるようになってきました。
また今回、耶馬渓橋が国の重要文化財指定が内定しました。さらに、不滅の福沢プロジェクトも市をあげて取り組んでいます。これらの動きにも合わせて、私たちの企画が、ふるさとの自然、文化、歴史総合的な理解を深める良い機会となることを望んでおります。
・7月3日(日)13:00から、耶馬トピアや青の洞門、耶馬渓橋、羅漢寺橋などを巡る石橋ロードクリーンも行う予定です。スタッフ関係者のみで行います。(ごめんなさい、チラシの日付間違っています。正しくは3日13:00〜 です。)
●7月1日(金)18:00から、中津市東浜のひがたらぼをスタートし大新田松林をゴールとする「大新田ロードクリーン」を2年ぶりに行います。これもスタッフ関係者のみで行います。
●この他に中津市内の小中学校に山国川の自然生きものについてまとめた冊子『だいすき山国川』や中津の石橋について編集した冊子『中津ん石橋物語』を配布します。
こんな感じで、行事盛りだくさんだがんばります!