「ガタフェス3&プチ・子どもアカデミア」(2021)
2021年夏の企画展は、「ひがたらぼ」の周りで「ガタフェス3&プチ・子どもアカデミア」を開催しました。お隣の古田牧場さんの土地をお借りして、テントを6つも張って行いました。真夏の快晴を期待したのですが、あいにくの雨模様。日影を作ろうと大型のテントをお借りしたのが正解で、雨宿りには最適でしたよ、皮肉にも…。ただ、会場は盛り上がりました。8つのブースを用意して、生きもの中心でしたが「理科」を楽しく学べるワークショップをやりました。化石や地質、マイクロプラスチックを探せ、キッズSDGs、ドローンコーナー、中津干潟のふしぎな生きものたち、干潟の生きもの観察コーナー、野鳥クイズ、うずまきを見よう等々。開催に際しましては、水産大学校、日本文理大学、大阪南港ウエットランドグループ、豊前理科学会、日本野鳥の会大分県支部、おおいたNPOサポートセンターのサポートを受けました。皆様ありがとうございました。
プチ・ビーチクリーンをしました。途中雨が降ってきたので早めにしまいましたが…。
ドローンコーナーは雨で鳴かず飛ばず。
ひがたの生きもの観察コーナーは大人気。
中津干潟のふしぎないきものたちも人気だったよ。
今話題のSDGsをキッズ向けに分かりやすくアレンジ!
やっぱり化石は強い!いつも子どもたちで賑わっていました。
野鳥クイズには子どもたちも楽しそうに答えいました。
何とピークは2時間待ちとなった海ごみワークショップはてんてこ舞い。
30分かかって、するのは数秒という手間のかかる壮大な実験もあったよ。すごいなぁ。
中津干潟「子どもアカデミア」(2019)
2019年夏の企画展は、「ひがたらぼ」を飛び出して「出張ミュージアム」的な感じで子どもを対象にした「中津ひがた子どもアカデミア」を開催しました。会場は中津市の一番東側にある今津コミュニティーセンターを全館借り切りました。対象としたのは、主に小学生、できれば中学生も来て欲しいなぁといった感じ。中津干潟を中心にした自然環境や生きもの達をベースに自然科学一般に興味関心を持ってもらいたいと企画しました。開催に際しては、下関の水産大学校、大分県立工科短期大学校、日本文理大学、大分大学、旅する服屋さんの行橋さん、中津市子ども発明クラブの皆さん、地元コミュニティーセンターで活躍されている多くの方々のサポートを受けました。皆様ありがとうございました。
入り口には巨大看板を設置しました。
会場に入ると中津干潟の記念写真が撮れる!
カブトガニなどの希少生物と触れ合い。
中津干潟アカデミア「オープンラボ」(2018)
2018年夏の企画展は、中津干潟アカデミア「オープンラボ」と題して大学と連係したワークショップを開催しました。この催しは、高等教育機関で行われる生きものや環境分野の調査・研究がどのように行われているのかを、小学校高学年から中学・高校生、大人までを対象に楽しみながら理解できるようにと企画されたもの。開催にあたっては、日本文理大の池畑義人教授と水産大学校の須田有輔教授、南條楠土助教のご協力をいただきました。夏休み期間中に以下の三つのワークショップを実施しました。
1.ぎょぎょ魚大作戦!(須田先生と学生のみなさん)
魚の調べ方の基本をちょっと背伸びして学びました。専門の道具や用語をつかっての体験学習でしたが、須田先生の丁寧な解説と優しい学生さん達のおかげで楽しいワークショップになりました。
2.干潟のいきもの調査探検隊!(南條先生と学生のみなさん)
暑い暑い夏に暑い干潟で生きもの調査をしました。四角い枠で地面を囲んでその中に居る生きものたちを採取します。そしてそれを持ち帰ってどんな種類の生きものがどれだけいたかなどを調べました。参加者も南條先生、学生さんもみんな汗びっしょりでしたが楽しい調査体験でした。
3.ドローンで海の地形調査!(池畑先生と学生のみなさん)
近年はドローンの進歩が著しく、以前では難しかった地形調査が比較的簡単にできるようなってきました。池畑先生の研究は分野で言えば土木になりますが、現在の土木は環境や生きものの調査抜きには成り立たないようになっています。この日は、ドローンを使って航空写真を撮って、画像解析を行って立体地図を作りました。測量の基礎やドローン操縦体験など子どもから大人まで楽しめました。
アカテガニ展(2017)
2017年夏は特別展として「アカテガニ展」を行いました。大新田海岸では毎年7月〜9月頃までアカテガニの放仔(ほうし:卵を海に放つ行動)が見られます。アカテガニは森と海を必要とする生きものといわれ、地域の自然度をはかる一つのバロメーターとされています。特別展では、大新田のアカテガニ放仔の自主制作映像の放映、ゾエアのデジタル顕微鏡観察、アカテガニ成体及びパネル展示などを行いました。
カブトガニ展(2016)
2016年夏にオープンした、小さな干潟の博物館「ひがたらぼ」の最初の企画展は「カブトガニ展」。中津干潟を代表する生き物で、国内最大級の群集がここに生息していると考えられています。水辺に遊ぶ会のシンボルということでもあり、第一番目の企画展の対象となりました。