アクティビティ紹介

中津干潟と水辺をフィールドに

水辺に遊ぶ会は一年を通して

いろいろなアクティビティを

実施しています

水辺に遊ぶ会は、中津干潟と集水域の水辺環境をフィールドに、一年を通じて様々なアクティビティを実施しています。
おもな主催行事は自然観察会(ひがたの生きもの、渡り鳥、川の生きもの、ベッコウトンボなど)、ビーチクリーン(大新田海岸年3回、三百間海岸年1回)、がたふぇす(干潟祭り)、松林再生活動(大新田海岸)、魚食推進活動(お魚ホネホネ教室、海苔すき体験、お魚料理教室など)などです。これらと並行して、学校での環境学習や自然体験活動のサポート、社会教育の場での講師、全国からの見学者のご案内なども行っています。


干潟観察会

毎年夏休みに実施する干潟観察会には、市内外から100人を超える参加者の皆さんが干潟を訪れてくださり、賑やかなひとときです。夏の一番暑い時期ですが、子どもたちは干潟の生きものに触れると、時間を忘れて夢中になります。時には産卵にやってきた大きなカブトガニが見つかることもあり、大きな歓声があがります。


アカテガニ観察会

アカテガニは7〜9月の夜、大潮の満潮にあわせて卵を海に放ちます。この様子を観察する夜の行事です。時期にもよりますが、夜の浜に1000匹以上のアカテガニが集まるところを見ることができます。小さなカニが打ち寄せる波にタイミングを合わせて命がけで子どもを海に放つ風景は、子どもたちよりもお母さんたちが大感激。手に汗握って応援する姿が毎年見られます。


わたり鳥観察会

中津干潟には、長い距離を飛行する渡り鳥もたくさんやってきます。シギ・チドリ類やズグロカモメなど、冬にやってくる鳥たちの観察会を開催しています。2016年8月に小さなひがたの博物館「ひがたらぼ」が中津市東浜に完成したため、冬期にも気軽に観察ができるようになりました。運がいいと、クロツラヘラサギやオオハクチョウに出会えるかも。


川の観察会

海だけでなく、川の観察会も時折行っています。山国川には、オヤニラミ、アカザ、ニホンウナギ、タナゴの仲間など、他所の河川では見られなくなりつつある希少種を観察することができます。最初はなかなか魚を捕まえられない子どもたちですが、時間がたつと上手に捕まえることができるようになります。


ベッコウトンボ観察会

中津干潟から4km程内陸に野依新池というため池があります。ここは、たくさんのトンボの仲間が生息していることで知られています。毎年4〜5月にベッコウトンボの観察会を開いています。ベッコウトンボは、種の保存法の適用種で、絶滅危惧種の中でも特別な存在です。安定的に発生している場所は全国に数ヶ所しかありません。観察会のほか、冬には池に茂った水草を抜いてトンボがすごしやすい環境を作る活動も行っています。


がたふぇす(ひがた祭り)

毎年春に行ってきた干潟観察会ですが、2017年から「がたふぇす(ひがた祭り)」という新しい行事になりました。干潟の生きもの観察のほかに、おいしいものを食べたり、ワークショップで工作をしたり、多くの家族連れで賑わいました。


ビーチクリーン

三百間浜のビーチクリーンの様子です。毎年、大新田海岸で年3回、三百間海岸で年1回のビーチクリーンを行っています。毎回100名~200名の参加者のみなさんが活動して下さるおかげで、中津の海岸のごみはとても少なくなりました。また、拾っても拾ってもなくならない海のごみを減らし、海の環境を保全するため、国際海岸クリーンアップ(日本事務局:一般社団法人JEAN)に参加、漂着物調査を行っています。


大新田海岸松林の再生活動

大新田の浜では松林の再生活動を行っています。多くのボランティアの皆さまのご協力で、うっそうとしたヤブだった海岸林が、昔の松林の風景を取り戻すまでになりました。地域の皆さんと密着した再生活動であるため、いつでも誰でも気軽に「松葉かき」が行えるようなしくみを模索しています。


お魚ホネホネ教室

「ホネがあるから魚は苦手」という子どもが増えています。だったら、そのホネに詳しくなって、ついでに魚も好きになってもらおう!ということでお魚ホネホネ教室が生まれました。地元でとれた魚をさばいたら、頭を料理して、肉を食べながら「お宝」の骨を探します。お魚を見たら「お宝」を探すのがクセになりますよ。


海苔すき体験

海苔すき体験は、中津干潟で漁師さんが愛情込めて育てた海苔を、昔ながらの方法で手すきして天日干しにする行事です。昔は海岸沿いにずらりと海苔を干す風景が見られましたが、今では機械で行うため、天日干しの風景は見られなくなりました。自分で作った海苔は、食べるとやっぱり市販品とはちょっと違いますが、海の香りがして美味しいです。ノリの鳴く音?も体験できます。