8月11日の夜、恒例の「アカテガニ産卵観察会」を大新田海岸で行いました。天気にも恵まれとてもよい観察会となりました。
最初にアカテガニの物語を紙芝居でご説明。場所を大新田松林から舞手川河口にいどう。そこは、カニの産卵(放仔・ほうし)の大舞台です。所狭しと産卵を開始。森の入り口にはオスが産卵の終わったメスを待ち構えていて、交尾を行います。
アカテガニは海と川と森をつなぐ生きもので、その通り道に問題が起こると居なくなってしまいます。アカテガニが元気にくらしているということは、まだまだ中津にもよい自然が残っていることなのかも知れません。
はじめに楽しい紙芝居です。おやつは出ませんが…。
けなげに産卵中です。時々波にのまれて死んでしまう個体もいます。命がけです。
この日は1年でも潮が高い日でどんどん海が迫ってきていました。
人の気配がないところでは無数のアカテガニが産卵に向かっていました。
本当は、ゾエアというカニの赤ちゃんを海に放つのですが、そのゾエアを観察中。