12月9日付の大分合同新聞に水辺に遊ぶ会の活動が掲載されました。1面の東西南北のコーナです。最近マスコミさんが、あんまり活動を取り上げてくれなかったのでとてもうれしいですね。ありがとうございます。
私たちの活動は、ジミに大変、でも楽しい!といった感じでしょうか。はやりのイメージだけに流されないようにいつも気をつけています。そして、科学は日々新らしいことがらを発見したりするので、そういうことにも心を配っています。もちろん社会の変化にもね。
科学(事実の積み上げ)をあんまり考えないで、イメージ中心で面白さや楽しさだけを追求してしまうと、私たちのミッションである自然の保全と人々の暮らしをつなぐという所からどんどん離れていってしまうような気がするので、その辺りはいつも悩みながら歩いています。
いわゆる自然保護活動や保全活動というのは、社会の中で「まぁ、開発もかなりやっちゃたので、特別な生き物とかならしょうがないか」とか「ここにこれを建設するので、これくらいは残しておこう」とかいう昭和イケイケドンドン時代の思考をいまだに引きずっているように感じます。
でも、今、世界の情勢は、そのような端っこの方の小さなことに止まっていません。ネイチャーポジティブ、ネイチャーベースドソリューションなどと言った、私たちの暮らしている環境全体を本来的な自然環境から問い直すということが広がっています。日本だけが立ち後れている感じですね。
日本は、ちょっと前まで、様々な事柄の最先端を走っていたのに、いつの間にかいろんなものが後手後手に回ってしまっています。その中でも環境分野については著しく遅れています。お隣の韓国にはとうの昔に抜かれてしまい、いまやあの中国にも後れをとりつつあります。ちょっとガッカリですよね。せめて、同じレベルにまで引き上げたいものです。
自然環境というと漠然としていますが、私たちが住むところの周りの山、川、谷、平野、海などといった地形やそこに降り注ぐ雨、風のながれ、地下環境、森、林、ヤブ、畑、田んぼ、住宅地等々がどのような配置で、どのような経緯でそこにあるのかを深く深く考えてようやく、なんとなくわかる。といったものだと思います。だから、結構大変です。
そして、そこから、自然環境から防災や減災を考え、経済活動を考え、社会問題を見つめ直すといった考えが生まれてきたのです。欧米に限らず、多くの国々でいチャレンジが広がっています。私たちも、前例踏襲主義から少し離れて、私たちの社会の営みを見つめ直す時期に来ていると思いますがどうでしょう?