野依新池で堤体調査説明会

8月18日午後、ベッコウトンボの生息地として知られる野依新池で堤体の強度を調べるボーリング工事に関係して、工事内容の説明と注意すべき点の確認のための話し合いが行われました。大分県北部振興局の担当の方が声を掛けてくれ、水辺からは2名が出席、作業を行う業者さんが2社3名が出席しました。話を聴いていただけるというのは本当にありがたいことで、関係者の皆様には感謝しております。

ため池のボーリング調査は、地震などの災害に対応するため全国的に行われているもの。昨年度は野依新池に隣接する迫池でも行われました。周辺のため池でも順次行われています。

説明によると堤体の数ヶ所に穴を開けて強度を調べます。その折に周辺の草を伐採したり、僅かですが水を採取したりするとしています。工事への注意としては油などの流入に注意すること、必要以上の伐採などは控えること、水位を下げないようにすることなどについて意見を交換しました。

野依新池は、環境省の重要湿地、農水省のため池百選にも選ばれる重要な場所です。ため池百選については大分県内で唯一選ばれています。大分の県北には、小倉の池や薦神社の御神体になっている三角池など有名なため池はいっぱいありますが、それらの歴史的に重要なため池などを押さえて選ばれていることを考えると重要度の高さが理解できます。

工事などを行う時には細心の注意が必要です。異常に水位が下がるだけでもベッコウトンボにとっては強いインパクトになることが過去の事例で知られています。慎重な作業をお願いしたいと思います。

暑い中、わざわざ機会を作っていただきありがとうございます。

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