11月5日午後から東中津中学校で「職業人講話」というものに出席しました。どうやら、環境を保全する団体に勤めるってどういうことなの?ということを話す場だったようですが、どちらかというと「中津干潟と中津の自然環境」のお話になってしまいました。すみません。
で、17日にその時お話を聞いてくれた生徒の皆さんから感想文が送られてきました。ありがとうございました。皆さん、しっかり話を聞いてくれていた事がよくわかります。すこしでも、興味関心を持ってくれたらそれだけで私の仕事は完成です。希少生物を捕まえると高額な罰金を取られることにびっくりした人や中津のすばらしい自然に気付いてくれた人などうれしい感想を読ませていただきました。
今は、昔の人ほど地域の自然と親しむ機会がありません。これは、本当に文字通り減っていると感じます。私たちの子どものころにはすでに、川に行ってはイケマセンとか、海はキケンですとか言われていましたが、友達同士や先輩なんかとどんどんそのような場所に行っていました。
でも今は、そうではなくなっていったようです。自然観察会などを開催してもやって来るのは、小さな幼児や小学生までで、中学生以上の子どもたちは来てはくれません。理由はいろいろとあるのだと思いますが、スポーツの部活動や塾通いで、これまで以上に、そういったものに触れる機会を失っているのでしょう。
スポーツにしても学問にしても自然体験がベースとなる事が多いのですが、その根っこの部分をどっかにやってしまって、幹や枝葉を伸ばそうとしているように見えます。身近な自然環境のことが分からない子どもたちが大人になって社会を作ったときどうなるのでしょうね。未来の予測はできませんが、私たちは自然体験をすることがより良い社会を作ることにつながると信じて活動をしています。ので、今後もがんばっていきたいと思っています。