5月3日に延期された「ベッコウトンボ観察会」は中津市野依新池周辺を会場に楽しく行われました。当初開催予定だった1日は早朝に雨が降り、その後暴風となり荒れた天気でしたが、3日は穏やかな初夏の陽気となりました。朝方は少し肌寒きくらいでしたが、9時頃からは過ごしやすい陽気となりました。
観察会は、始めに奥村理事長と野依ベッコウトンボを守る会の中下会長が挨拶。つづいて野依新池とベッコウトンボについて説明しました。まぁ百聞は一見にしかずということで、とにかく、ともかく見学することに…。最初はトラフトンボばかりで、なかなかベッコウトンボに出会えませんでしたが、保全作業をしている場所近くでようやく1頭見つけました。池の中をのぞくと遠くのヨシ原の中にいっぱいベッコウトンボが飛んでいるのが見えましたが、少々遠かったですね。交尾態がいくつもみられ、来年はもっと多くのベッコウトンボが出てくれるといいなぁと密かに願いました。
そのまま、植野池まで移動し、そこでじっくりベッコウトンボを観察しました。最後に記念撮影をしてお別れとさせていただきました。みんな楽しかったかな?中津・宇佐に全国に誇れる素晴らしい自然が残っていることを知ってもらうことができて、水辺に遊ぶ会としてはとても良かったと思っています。
当日見られたトンボは、ベッコウトンボ、フタスジサナエ、タベサナエ、ヨツボシトンボ、ハラビロトンボ、トラフトンボ、ショウジョウトンボ、クロイトトンボ、アオモンイトトンボ、シオカラトンボ、シオヤトンボの11種でした。もう少しじっくり探すと12〜3種は軽い感じでしたね。
ベッコウトンボ?いえいえ、このかたはフタスジサナエです。でも、これも準絶滅危惧種です。野依新池はこんなのがいっぱいです。
これが噂の野依新池です。一見どこにでもあるため池ですが実は本当にすごい池なんです。
野依新池東側でベッコウトンボを観察中!でも、今年は成熟しちゃって池の中ばかりにいて、ちょっと遠かったですね。
みんな、真っ黒くなって成熟してしまった個体が多い中、まだ若いのもわずかに残っていました。これは比較的ベッコウ色ですね。
植野池でも楽しくベッコウトンボの観察ができました。みんな楽しかったかな?